個展「いくつかの、季節の中で」

2023年11月30日

今年は夏の終わりごろから様々な展示の準備で慌ただしく時間がすぎていき、イーラ12や木津川アートの振り返り記事もまだ書けていませんが、なんと!また個展です。これが今年最後の個展になります。

吹雪大樹写真展「いくつかの、季節の中で」

2023年12月6日(水)~12月17日(日)
13:00~20:00(最終日は18:00迄)
月火休廊 / 入場無料

(会場)
和歌山・かまどの下の灰までギャラリー
〒640-8216 和歌山市元博労町29番地
070-8563-3182
https://www.instagram.com/kamashita.g/

昨年もイーラ9を開催させて頂いた「かま下」ギャラリーさん(今年になって駅の近くに移転しました)から再びオファーを頂いて、今度は僕の本領であるトイカメラ「HOLGA」を使った新作写真展を開催します。

4年前の2019年に同じく和歌山のギャラリーTENさんでモノクロ変換した発表済み写真によるHOLGA個展「HOLGA by fubuki taiju」を開催しておりますが、新規撮影としては2016年の「風景」以来、なんと7年ぶりの完全なる新作です。

しかしこの7年間、けっしてサボっていたわけではなく、撮影をずっと続け、タイトルを考え、ステートメントを何度も書いては破棄して思考を深めていました。最初に取り組んでいた段階でのタイトルは「ERA」です。

そうなんです。2019年から続けている個展シリーズ「イーラ/ERA」は当初はデジタル撮影ではなく、HOLGAの写真でやるつもりだったんです。

3年間ほど「ERA」として取り組み、結果的に方針転換となって宙に浮いてしまった「ERAになるはずだった写真」をそこから4年かかってやっと組み立てなおせたわけです。

展示の準備も大詰めに差し掛かり、この記事を書いているのが11/30なので、あと4日ほどしたら会場で搬入設営です。ヒジョーにソワソワしております。でも良いものが出来たと思います。

個人的にはこれが遺作になっても構いません。むしろこれが遺作だったらキレイな終わり方なのにな、と思うぐらい、良いと思います。僕にとっては。あなたにとってはどうでしょうか。

それはまだ分かりません。ぜひ足をお運びください・・!

人生は続く・・・